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記憶のかわりに記録


by shifumi_asano

デイジー



『猟奇的な彼女』や『イルマーレ』など、私の大好きな作品の主演女優であるチョン・ジヒョンと
『私の頭の中の消しゴム』で、私のハートを鷲掴みにしたチョン・ウソンの共演とあっては、
見ないわけにはいきません。

今回のチョン・ウソンも、また、ワイルドでどこかしら陰のある役で。かっこいい!
ニヒルな殺し屋が、自分に振り向いてくれない女性を一途に想い続けるなんて、
ちょっと考えれば、「そんなわけあるはずない!」と思ってしまいがちだけど、
チョン・ウソンなら許せる。彼ならありうる。とかなり贔屓目。

三角関係の恋だけど、私なら、絶対、チョン・ウソンのほうを選ぶのに・・・。
こんなにも想われてるのに、どうしてイ・ソンジェのほうしか見えてないの?>チョン・ジヒョン
ああ。もう。じれったい。

この映画。男と女の恋愛物語だけじゃなくて、ひとりの女性への想いを仲立ちとした
男と男の友情物語という側面もあって、その辺はなかなか骨太な感じ。
主人公の男性2人が殺し屋と刑事という職業だけに、その辺に男臭さを感じさせる映画。
そのためか、韓国の恋愛映画の割には、男性一人で見に来てるお客さんが結構いました。
この映画の監督が『インファナル・アフェア』を撮ったアンドリュー・ラウとは知らずに見ていましたが、
それでも、「この映画、インファナル・アフェアの香りがするなぁ」と私ですら気がつくほどでした。

というわけで、私には、韓国映画というよりは香港映画的な雰囲気がして、
悲劇的な結末の割りに泣けなかったのは、そういったせいなのかもしれません。
どうも、香港映画には感情移入しにくいので。

全編オランダロケという風景は、とてもきれいでした。
それと、チョン・ジヒョンがすこし太ったような気がして、
彼女のあごのラインをしげしげと眺めてしまいました。

-映画館にて-
by shifumi_asano | 2006-07-10 00:07 | ★★ Good!